私の祖母の妹さん。
残念ながら昨年亡くなってしまいましたが彼女の人生はとても素敵なものでした。

まだ若くてお嬢さんだった頃、彼女はアメリカ人の学生と恋に落ちました。しかしその時代だったせいもあり、当然家族からは大反対されていましたが、空軍から令状が来て彼は戦争へ行く事になり、周りは「これでやっと諦めるだろう」と思っていたそうです。

しかし終戦後何と！
彼は無事に帰ってきました。そして彼女にすぐプロポーズしたのです。

もちろん家族は大反対、特に父親は断固として認めない！と絶対に許さず、「お前は非国民か。それでも結婚したいなら家族の縁を切るぞ！」と脅したそうです。

結果彼女は「それなら」と縁を切り、国籍を捨て、アメリカ人として帰化しました。その後はアラスカ州のアンカレッジに住んでいた為に、自分が小さい頃来日した時に数回会った思い出しかないのですが、彼女はいつもにこにこしていてキュートな人でした。旦那様もお子さんにも会いましたが、とても幸せそうでした。私が不思議だったのは「日本人なのに、やっぱり長く向こうで暮らしていると外人さんぽくなってくるんだなあ...〓」といつも思っていたことです笑

だけど、非国民だなんだと言われていた時代にそんな映画のラブストーリーみたいなことを実現しちゃうなんて本当に驚き️ですよね(*´ω`*)今なら全然珍しい話じゃないし、良く見られることだけど後から話の真相を聞いてとても羨ましいと思ったものでした。

今でも先に亡くなった旦那様と天国で幸せに暮らしていることを願っています