部屋でｸﾁを半開きにして貧乏揺すりをしていると玄関先で
『こんにちは』と声がする


ﾊﾟﾝﾂ１枚で半ﾎﾟｯｷｰ姿だった俺は慌ててｽﾞﾎﾞﾝを履く

慌ててｽﾞﾎﾞﾝを履いた為に左足側に両脚を突っ込んでしまい転倒



素知らぬ顔をして玄関を開けると隣のﾊﾞﾊﾞ…奥様が回覧板とｴﾘﾝｷﾞを持って立っていた｡


ｴﾘﾝｷﾞを持って立つ隣の奥様と半分立っているｴﾘﾝｷﾞをＴｼｬﾂで隠しながら立っている俺



お隣の奥様が『これ､よかったらどうぞ』と言うので紳士的かつ丁重に『ありがとうございます』と言ってｴﾘﾝｷﾞをいただく


ﾊﾟｯｸに入れられたｴﾘﾝｷﾞと半ﾎﾟｯｷｰ状態の息子との大きさがほぼ同じだったので

『ｷﾐはﾄﾓﾀﾞﾁね』と独り言を漏らす


ちょうど腹も減っていたのでｴﾘﾝｷﾞを調理しようと思ったのだが､調理法がわからない俺はﾊﾟｿｺﾝを開いてｴﾘﾝｷﾞﾚｼﾋﾟを検索

数あるﾚｼﾋﾟの中から一番最初にあったﾚｼﾋﾟ


ｴﾘﾝｷﾞとﾁﾝｹﾞﾝｻｲの炒め物


ﾁﾝｹﾞﾝｻｲなど冷蔵庫に入っていないのでﾓﾔｼを代用


ｴﾘﾝｷﾞを薄くｶｯﾄし､ﾁﾝｹﾞﾝｻｲと炒めるだけの簡単な料理



ｴﾘﾝｷﾞを適当にｶｯﾄし､ﾌﾗｲﾊﾟﾝを強火で加熱

よそ見をしていたらﾌﾗｲﾊﾟﾝを加熱し過ぎ､ﾊﾟﾁﾊﾟﾁとｽｺﾞい音をたてながら油が飛び散る



周りに飛び散った油を拭き取ろうと思ったらﾀｵﾙが火に当たり引火


慌ててﾀｵﾙを水に浸け､ﾌﾗｲﾊﾟﾝを冷やすためにﾓﾔｼをﾌﾗｲﾊﾟﾝに投入


味付けをどうしたらいいのかわからない俺は部屋まで戻りﾁｪｯｸ


ｵｲｽﾀｰｿｰｽと書いてあったが､ｵｲｽﾀｰなどと言うｿｰｽは我が家にはない
ｳｽﾀｰと書かれたｿｰｽをｵｲｽﾀｰの代用にすればいいと思ったｵﾅｽﾀｰの俺はｳｽﾀｰｿｰｽを入れようと思ったがｴﾘﾝｷﾞに合いそうもないので目の前にあったｴﾊﾞﾗ黄金の味を投入


自称黄金だから黄金ｸﾗｽの味になるだろうと信じた俺は迷わず投入


この時点でﾚｼﾋﾟに書かれた調理法など一切無視したｴﾘﾝｷﾞ料理


出来上がった料理を皿に盛り食べる


ｴﾘﾝｷﾞ料理を食べた感想







黄金の味


さて…今日も仕事

ｴﾘﾝｷﾞﾊﾟﾜｰで頑張ってきます｡



次回予告
短編小説【芋組織壊滅ジロー】
最終回：さらばジロー！芋よジローよ永遠に！

それでは