政治的な固い話ばかりして､読まれた方に注意されたりもしたので今日はちょっと軽い話を｡

｢店産店消｣――店で作り､店で消化する――を売りにした汐留のｲﾀﾘｱﾝ｢ﾗ･ﾍﾞﾌｧｰﾅ｣に行ってきました｡
店内にｶﾞﾗｽで仕切られた菜園があり､そこで収穫された野菜をｻﾗﾀﾞにしたりﾋﾟｻﾞにしたりしてるﾁｪｰﾝ店です｡
http://r.gnavi.co.jp/g203623/

最近は各地で農産物直売所が作られてある種のﾌﾞｰﾑになっていますが､一方で無農薬､低農薬の嘘――農協の指導通りに農薬使わないと（害虫の巣となってしまうため）出荷基準を満たさない｡
農薬は野菜だけではなく､結果的に人体に有害な寄生虫､病原菌も駆除しているので､無農薬野菜を生で食べることは危険――等々の考え方もあり､消費者の見る目が､より試されるようになりました｡

この店産店消､地産地消ﾌﾞｰﾑの背景には農作物の改良――そもそも害虫のいない建物内で野菜を育てるという発想で､天候不順等による歩留まり改善（電気なので24時間光合成する）と､輸送ｺｽﾄを抑えるという側面があります｡

そして何よりも､地面（土）を使わないので､農地法に抵触しない――つまり､法人組織が農業に参入出来るという可能性を持ちます｡

無論､ﾀﾀﾞの太陽と､有料の電気では現時点でｺｽﾄに物凄い開きがあるので現状は研究段階でしょうが､このような店にもﾃﾞﾓを兼ねた施設が出来た今､農業の法人化というのは案外早くやってくるのかも…と思いながら食事をしたのでした｡

あ…すみません｡また堅い話になっちゃった｡