これも｢名物社長｣になるのかなぁ…あるものを製造している工場があります｡

あるもの…とは､女性のﾊﾞｲﾌﾞやら何やら…いわゆる大人のおもちゃ｡いわゆるｺﾞﾑ系樹脂の成形を得意とする工場で､他にはﾏﾆｱｯｸな怪獣やｱﾆﾒｷｬﾗなんかのﾌｨｷﾞｭｱなども作ったりしている｡

そこの社長から､あるものを見せられました｡

｢知ってる？｣――出されたのは高さ４ｾﾝﾁ､直径８ﾐﾘほどの小瓶｡
｢これはなぁ､ｱｿｺの匂いのする香水なんよ｣
あ､ｱｿｺ？　ｱｿｺって…一瞬､鳩が豆鉄砲を食らったようになってる私に､社長がﾊﾟｯｹｰｼﾞを差し出す｡

そこには黒地に｢VULVA｣の文字が――確か｢膣｣を意味するﾗﾃﾝ語（というか医学用語はﾗﾃﾝ語起源が多い）だったか…｡

そういえば､ちょっと前にそんなﾆｭｰｽを読んだ記憶があります｡
ﾊﾟｯｹｰｼﾞにも載ってる女性ﾓﾃﾞﾙから実際に汗と分泌物を抽出した香水がﾄﾞｲﾂで発売されたと（なんか､この辺り『ﾀﾞｰﾃｨﾊﾘｰ』の美女のｷｽを思い出させますな）｡
でも､日本では売ってなかったはず…｡
でも､そこは好奇心旺盛な社長｡ﾆｭｰｽを読むや､ﾈｯﾄで決済しちゃったんだそうです｡ちなみにこの社長､英語全くﾀﾞﾒだしPCも弱い｡年齢だって60歳越えてるのに…そのﾊﾞｲﾀﾘﾃｨｰは凄い｡

｢試しに塗ってみなよ｡ﾎﾗ､よく瓶を振って､手の甲とかにつけるの｣

言われるままに､瓶を開ける｡ﾛｰﾙｵﾝﾀｲﾌﾟっていうのだろうか｡先端に５φくらいの金属球が乗ってて､それを手の甲につける｡ひんやりしていい感じ｡

…
…
…
…って…な､なんだこりゃ？
ﾎﾝﾄに汗だか尿だかが混ざったような匂いがする！　く､くさっ！

こっちの歪んだ顔を観て､社長はﾆﾔﾆﾔ笑っている｡

でもどこかで､この匂いは嗅いだことがあるぞ…（女性のあそこそのものを嗅いだとかではなく）｡

…
…
そうだ､思い出した｡海外なんかに出張に行った時に､ﾎﾃﾙの前に立ってる売春婦たちの匂い…
化粧が濃くて､毛皮のｺｰﾄなんかを着てるけど､すぐ脱げるように下は薄着だから､汗とかが混じった独特の匂いになる
（ﾄﾞｲﾂなどは売春が公認されているので､どんな高級ﾎﾃﾙに行っても夜は入口付近に娼婦がいます）｡

…そうだ､あの匂いだ｡
｢あそこの匂いの香水｣というのは言い得て妙で､恐らく誰もが納得するような匂いに仕立ててあります｡

でも欧米人系のｷﾂｲ匂いが苦手な人は辞めた方がいいかも…｡
だってこの匂い､手を洗っても全然落ちないんですよ！
今もｷｰﾎﾞｰﾄﾞを打ってるところから漂ってきます

↓VULVA公式
http://www.vulva-original.com/jp/
冒頭のﾑｰﾋﾞｰが爆笑です｡
ｲｹﾒﾝだったらｶｯｺいいってもんじゃないぞ
現在､東洋人ﾀｲﾌﾟも開発中のようで…