私の娘は運動が苦手
体育の授業はなんとかがんばってる
それでも水泳だけはどうしてもダメで…


ここ数年はコロナの影響で
水泳の授業がないため安心していた




ところが
友達のはなちゃんがスイミング教室へ通い始めた


はなちゃんは娘の泳げない友達
水泳の授業でも
はなちゃんもいるから大丈夫と思っていた


お母さんが強制的に申し込んだため
行きたくないがスイミングへ行くことになったと
聞かされたらしい


『これはヤバイ!!Σ(￣□￣)!!』
娘は危機感をおぼえた


はなちゃんが泳げるようになったら
１人になってしまう!!


娘『お母さんどうしよう!!』
私『じゃぁ、スイミング通ってみる？』
娘『え～ちびっこたちに
　混ざって教えてもらうのやだよぉ(￣ー￣)』


はぁ？
泳げないくせに
プライドだけは一丁前なのね( ¯－¯٥)


娘『お母さん教えてよ』
私『えぇー!!水着になるのやだよー!!』
娘『お願い!!一生のお願い!!』


そんな簡単に
一生のお願い使っちゃいかんし( ¯－¯٥)




10月の夏から秋へ季節が移り変わるころ
私たちは市民プールへ行くことになった


私『ねぇ、どのくらい泳げるの？』
娘『えっとね、
　２年生は蹴伸び５ｍで３年生は３ｍだったよ』


え？
どういうこと？
蹴伸び５ｍって何？

んで、
学年上がってるのに
どうして距離が短くなっとるの？

わけわからん( ¯－¯٥)


プール初日


とりあえずビート板で
25ｍバタ足で泳いでみよう～♪


バタ足してビート板から顔を上げた瞬間
“ぱっ!!”娘は立った

えっ!!
どういうこと？なぜ立った？


私『続けて泳いでよぉ』
娘『できん(￣ー￣)』


げぇ!!
ビート板すらできんのかー!!Σ(￣□￣)!!


私『お母さんムリだよぉ。
　もう少しできると思っとったもんで』
娘『えー!!お母さんがんばってよぉ』


なんで私が励まされとるのよ( ¯－¯٥)




想像以上に泳げないことで
自分に教えられるのか全く自信がなくなり
プール初日は終わった…


とにかく時間を大事にしようと思った


娘とプールへ行けるのは仕事が半休の週１だけ


夜はYouTubeで教え方の勉強をした
こんな時代に生まれて助かったー!!(´`:)


２人で決めた目標は
春までにクロール25ｍ泳げるようになること


“えいえいおーー!!”
(*ﾟ∀ﾟ人ﾟ∀ﾟ*)♪


１回目　ビート板で３ｍ
２回目　ビート板で25ｍ泳げた
３回目　クロールの練習を始めたが
　　　　息つぎで水が鼻に入り苦戦　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
４回目　息つぎをマスター
　　　　ビート板を使ってクロールの練習
５回目　お客さんが多くてあまり練習できず…
６回目　ビート板でクロール25ｍ泳げた
７回目　私の手を補助にしてクロール25ｍ泳げた
８回目　補助なしでクロール25ｍ
　　　　若干、溺れかけてたけど( ¯－¯٥)
９回目　スムーズにクロール25ｍ泳げた


2021年の最後に娘は泳げるようになった☆☆




大きな達成感を共感できた時
少し前のことを思い出した


自転車の補助輪を取った時のこと


周りの友達が乗れるようになり
私は毎日自転車の練習に付き合った


元々、慎重なタイプで怖がりなので
人一倍時間がかかった


それでも乗れるようになったときの
あの嬉しそうな娘の笑顔が忘れられない(*^^*)


例えば父親がいたら
自転車も逆上がりも水泳だって
私が教えるよりもっとスムーズに
できるようになったかもしれない…


俯くこともあったが、
そんな嘆いている暇もない
私なりのやり方で向き合ってきた




プール初日私はすぐに諦めた


けれどこんなに早く上達したのは
間違いなく彼女のやる気と熱意があったからだ


冬になり寒い日もあったが
娘は決して休まなかった


私だったらすぐにサボるだろうなぁ(￣ー￣)
我が子ながら感心した☆☆




諦めずひたむきに前へ進む姿に
忘れかけていた大切なこと
思い出させてもらえたようだ


この時間を共有できたことを幸せに思う


私が彼女にしてあげられること
この先どのくらいあるだろう…


いつか追い越されてれしまう日が来るけれど
それまでは格好いいオカンの背中
見せられるように私も負けてられないな(*^^*)






君が笑えば嬉しいから
どこまでも２人歩けそうで

君が泣いたら空も泣くよ
星の隠れた夜は傍にいて☆☆






最後まで読んでくださって
ありがとうございました(o^－^o)