心情を深め人格を高める得恋へのプロセスである
つねに自分が主役の得恋――恋愛が成就することしか知らない男女は、自分の心の深さ、人の心の深さに気付かないものです。
古今の詩歌でもつらい恋の歌が多いのは周知のこと。人は切ない恋の淵(ふち)に落ち込んだ時、思わず自分の心を省みます。
自分の心が耐え切れないほど痛んで初めて、心というものの深い部分に気付くのです。
恋の痛みは人間の哀感の底を流れる究極のもの。そこに触れた人でなければ、自分そして相手の心は読めません。
つまりそれは人格を高め、心の深みへと至るプロセス。
ですから、現在の恋がいまだ実らなくとも悲観しないでください。
心というものを知り、相性も宿命も知ったあなただからこそ、ようやく本当の恋を得ることができるのです。