とある女の話
30代後半  大阪府
2018/04/27 17:26
とある女の話
ぼくは日記を書くのが
とても好きなんだよ。

書きたいように書いて
思い付いたら書いて
家事手伝いという激務の間に
脳トレくらいな感覚で日記を書きたいんだ。
そしてそれを繰り返したあげく
美人と仲良くなれたらいいな~
なんて下心もあるんだ。

でね。
そんな平和なある日に
ぼくの日記に対して
ものすごく嫌みなコメを
どうどうと書いてくる女が現れたんだ。

『あなたの日記は腹が立ちます(怒)』


眉間に小じわを寄せて
はっきょい怒ったしてからに…


常人なら
『読まなきゃいいじゃん!』
ってなるんだろうけど
ぼくみたいにそこら辺を
一周して着地した人からしたら
『もっと読んでくれ!
 そして怒ってくれ!
 きさまをネタにしてあげるからさ!』


そんな臆病なぼくは
その女の日記を読んでみたよ。


そそ。
みんなも苦手さ。
ぼくの日記を読むくらいだから
たぶん苦手だと思っているポエムさ!


ポエム…

そうポエム…

ポムの樹はオムライスだから
今度食べに行きませんか?

ちがう!
ポエムだ!

そうそう。
ぼくらとポエムもんの漂流記な。


ティレッレッレ♪♪
『ポエムこんにゃく♪』


いや!いらん!



そうや!
ポエムやからな!


あのポエムやで!


ちょっと読むだけで
なんか良いこと書いてるっぽいけど
内容が目から入って
鼻の奥から抜けてく感じ?
なにあれ?
読んだ感がまったくない
あっさりした感じは!

そうか…
言葉のチョイスの幅が狭いため
なにひとつ心に響かないポエムだった。

あ、あれ…


ポエム書く人って
心がキレイなんじゃないの?


なんでかな…
わけわからんクレームのコメが
悪意が溢れて怖いんだけど(笑)


ちょー怖いわ(笑)


一人でキレてるし
ほんとにちょー怖っ(笑)


そしてあなたに向き合って
本気でふざけてたら…


あなたはぼくを堕天使の箱に入れた。


そう…

ぼくはあなたの虫かごに入れられた
堕天使に成り下がってしまった。


怒ってる女は
ほんとにちょー怖いよ~(笑)
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