【シベリア】というお菓子がある。


羊羹（ようかん）やこし餡を、カステラで挟んだものを【シベリア】と呼ぶ。


よって、このシベリアには「羊羹カステラ」という別名もある。


【シベリア】の歴史は古く、その誕生は明治後半から大正初期頃と言われている。


シベリアが生まれた年を、仮に大正元年（1912）としたら、今年で生誕105年を迎えることになるのだ。


百年以上の歴史を持つシベリアだが、考案者・発祥地・名称の由来など、詳細についてはいまだ解明されていない謎だらけのお菓子である！


名称の由来についても幾つか説があるようだが、私は以下の説を強く推したい。


ーーーーーーーーーーーーー

カステラの部分を氷原に、羊羹の部分をシベリア鉄道の線路に見立てた。

ーーーーーーーーーーーーー

という説である。


果てしない極寒の大地に、どこまでも続くシベリア鉄道の線路。


こう考えた方が、最もロマンチックではないだろうか……。


さて本日ご紹介するのは、このシベリアをケーキ仕立てにしたスイーツだ！


株式会社モンテール製造の『シベリアケーキ なめらかミルククリーム&こし餡 4カット入り』。


風味豊かなこし餡と、なめらかなミルククリームを、しっとりふわふわのカステラ生地で挟んだケーキだ。


ーーーーーーーーーーーーー

なんや、シベリアにミルククリームを追加しただけかい！

ーーーーーーーーーーーーー


なんて、ツッコミを入れないでね！