「何月何日は、〇〇の日」とか「毎月何日は〇〇の日」、というのがある。


例えば……


毎月29日は、語呂合わせで肉（29＝ニク）の日であるとか。


その断面が6に見えるところから、6月6日は、ロールケーキの日であるとか。


中には、【ショートケーキの日】のように、ちょいと捻りをきかした記念日まである。


ショートケーキの日は、毎月22日だ。


なぜ22日が、ショートケーキの日かと言えば、その答えはカレンダーにある。


お手元にカレンダーがあれば確かめてもらいたい。


毎月22日のすぐ上には、必ず15日が記されているはずだ。


要するに、つねに15（＝イチゴ）が上に乗っかっているから、ショートケーキの日となる。


どのような記念日であれ、それなりに理由というものがあるのだ。


私は、行きつけのスパーマーケットのスイーツコーナーで、こんな手書きのポップを目にした。



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～毎月25日は【プリンの日】～


毎月25日は、プリンの日です！


なぜなら、25＝ニコだから。


プリンを食べてニコニコしよう！！


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「えっ！？」である。


「ちょっと待ったり～な！あまりにもアバウトすぎる理由やないかい！」、と思わずツッコミを入れたくなった。


プリンを食べてニコニコになれる人は、よほどのプリン好きに限られるのではないだろうか？


確かに、人というものは自分の好物を口にすると、思わず知らず頬が弛緩して、恵比寿顔になる。


改めて言うまでもない事だが、好物は人によってそれぞれ違う。


その伝で言うならば、毎月25日は、パンケーキの日であっても、焼き鳥の日であってもいい訳だ！


「プリンを食べたらニコニコなる」とは、乱暴にも程があろう！


いったい全体、誰がこんな日を制定したのか？


そこで私は、調べてみた。


このプリンの日は、プリンのリーディングカンパニー オハヨー乳業株式会社が、 2010年に制定したものである。


「多くの方に、プリンを食べて笑顔になっていただきたい」と、25＝にっこりの語呂合わせから、毎月25日をプリンの日にしたそうだ。


その記念日の制定理由は、まさに適当というか衝撃的とさえ言える。


頭の中が混乱する私は、ついつい目の前にあるプリンを手に取ってしまう。


スパーマーケットとオハヨー乳業の術中に、まんまとハマる私……。


本日のおやつは、プリンの日を制定したオハヨー乳業株式会社製造の「クリームのせ ジャージー牛乳プリン」だ。



栄養価が高く、濃厚でコクのあるジャージー乳。


そのジャージー乳を贅沢に使用したミルクプリンの上には、とろみのあるミルククリームがかかっている。


一口食べたら、自然とニッコリしてしまう美味しさ……。


いやいや！断じて私は、ニコニコ微笑んだりなどしていないぞ！！