スイーツ十番勝負(6)ティラミスカスタードパンケーキ
40代後半  愛知県
2017/10/01 19:06
スイーツ十番勝負(6)ティラミスカスタードパンケーキ
『スイーツ十番勝負』の第六弾は、豊橋市松葉町に最近オープンした、ダイニングカフェの『 COCO cafe (ココ カフェ)』だ。


このカフェは、あのパンケーキで有名な『名古屋アメリカフェ』がプロデュースしたお店である。


メニューに一通り目を通してみると、スイーツメニューは、各種パンケーキとパフェ類のみ。


お昼はランチ営業を行っているので、食事も摂れる。


夕方からは、小洒落たおつまみでアルコールも飲める夜カフェへと変身するのだ。


オープンしたてで、しかも日曜日の昼間とあって、店内はほぼ満席。


五分ほど待たされたのち、表通りが見渡せるカウンター席へ案内された。


午前11時半から午後14時までのランチタイムでは、食事とランチタイムパンケーキを提供している。


私は、ランチタイムパンケーキの中から、「ティラミスカスタードパンケーキ」を注文。


オーダーしてから20分ほど経った頃、白くて大きな楕円形のお皿が、私の元へとやって来た!


お皿の上には、ホットケーキ型のパンケーキが三枚乗っている。


パンケーキの上には、カスタードソースと生クリームのエスプーマが乗る。


「エスプーマとは、何ぞや?」と思われるであろう。


「エスプーマ」を解説するには、この日本から遠く離れたスペインの話をしなければならない。


かつて、スペインのカタルーニャ地方に『エル・ブジ』という世界中の食通たちから愛された三ツ星レストランがあった。


席数わずかに50席ながら、世界各国から予約が殺到する超人気店が数年前まで存在していたのだ。


その予約件数たるや年間で200万件という驚愕すべき数字。


この驚異的な予約件数から、「世界一予約のとれないレストラン」と呼ばれていたのが、『エル・ブジ』である。


ここ『エル・ブジ』の料理長は、【100年に一人の天才】・【料理界のピカソ】と称賛されるフェラン・アドリアだ。


その“天才シェフ”フェラン・アドリアが発明した調理法こそが、エスプーマである!


亜酸化窒素または二酸化炭素を用いて、あるゆる食材をムースのような泡状に変えてしまうことを【エスプーマ】というのだ。


では再度、お皿に目を向けてみよう!


お皿の周囲は、チョコソースによるソースアートが施されている。


チョコレートで描かれた歪(いびつ)な二重丸へ寄り添うかのように、ブルーベリーやラズベリー、斜めにカットされたバナナ、そしてキューブ状のティラミスが三つ配置されている。


パンケーキは、厚みがそれほどないので、三枚という数でも難なく平らげることが出来た。


生クリームのエスプーマは、なんせ泡状のクリームであるから、口どけの良い滑らかな食感で、全くクドさを感じさせないアッサリとしたクリームである。


ラズベリーとブルーベリーの酸味は、 甘さの中にあって、一服の清涼剤のような役割を果たしていた。


キューブ状のティラミスは、マスカルポーネチーズのあの濃厚な味わいが、あまり感じられなかったので、ティラミス好きの私としては、やや残念である。



席への誘導がもたついたり、パンケーキは目の前にあるのだが、ナイフとフォークが無いなど、店員さんの不慣れな部分が目に付いてしまった。


ナイフとフォークが無いのに気付いた時は、「あれっ!?ここは、インド料理のように素手で食うのかなあ?」と思ってしまう私であった……。


美味しいパンケーキ、ごちそうさま!

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