渋皮栗のモンブランパンケーキ
40代後半  愛知県
2018/10/07 20:02
渋皮栗のモンブランパンケーキ
「甘いものが食べたいなあ」と、ふと思った時、アナタならどちらのスイーツ店を選択しますか?


質より量を重んじるお店か?


はたまた、量よりは質で勝負するお店か?


今私は、名古屋モード学園スパイラルタワーズの地上1階に居る。


ここから一つ地下へ降りると、スイーツバイキングのお店『スイーツパラダイス(略してスイパラ)』がある。


さらにもう一つ地下へ下ると、B2階に「ライトカフェ」というお店があるのだ。


「スイーツパラダイス」は、お手頃な値段で、甘味をお腹イッパイ詰め込むことが出来る。


対して「ライトカフェ」は、質の高いスイーツの提供を信条とするお店。


確かに、スイーツだけでなくパスタやサンドウィッチなどの軽食を、1500円前後の低料金で思う存分頂けるスイパラは、とても魅力的なお店ではある。


あれもこれも食べたいと思う浮気性な人には、打って付けのスイパラだ。


品数が豊富で、満腹にもなれるし、さらにお財布にやさしい、というのがスイパラのセールスポイントであろう。


こう書くと、すでに軍配はスイパラに上がったように思えるが、私はあえてコレに異議を唱えたい!


よく、「スイパラのスイーツは、あまり美味しくない」と耳にすることが多い。


いかに低料金とは言え、さほど旨くもないスイーツで胃袋をパンパンにし、いたずらに血糖値を上昇させるのは、まさに狂気の沙汰である!


交通費と限りある貴重な時間をわざわざ費やして訪問するなら、やはりボリュームの点で少々不足を感じても、質の高いスイーツを頂きたいものだ。


ことスイーツに関しては、満腹感より満足感が大切であると、私は思う。


よって私は、地下2階まで降りることに決めた。



エスカレーターを降りると、三方の壁を取り払ったとても開放的なカフェが、眼前に現れる。


パリ市街の一角に在りそうなオープンカフェを、そのまま屋内に再現したような店構えだ。


私は、18時少し過ぎに訪れたのだが、店内はほぼ満席。


店外に設置してある椅子に腰掛けて待つこと10分程で、入店することができた。


ここライトカフェは、ドリンク代プラス追加料金で、2D・3Dラテアートをしてくれることで名高い。



お好みの飲み物の表面に、平面的な絵画を描いてくれる2Dラテアートは、追加料金200円。


クリーミーな泡で立体的なキャラクターを造形してくれる3Dラテアートは、追加料金300円也。


私は猫が好きなので、「じゃあ、カフェオレのホットに、猫の3Dラテアートをお願いします」……。


なんて恥ずかしくて言えないし、コーヒーカップの縁から飛び出した猫を見て、ニタニタ笑うおっさんも、ハタから見たら十分に不気味であろう。


ここは、グッと我慢をして、普通のアイスコーヒーを注文することにした。


パンケーキは、期間限定の「渋皮栗のモンブランパンケーキ」を頼む。


ライトカフェのパンケーキは、いわゆるスフレ形のパンケーキである。


したがって、焼き上がるまでに25分は掛かるそうだ。


アイスコーヒーをちびちびとすすりながら待っていると、ようやくパンケーキが私のテーブルへとやって来た。


何の飾り気もない、白木の丸皿がとてもシンプルで趣がある。


この木製の丸皿に乗る3ピースのパンケーキには、それぞれ以下のものが盛られていた。


●ミルクの濃厚な味わいを感じるバニラアイス。

●粉砂糖がたっぷりと掛かったサクサクのパイが二つ。

●ホイップとモンブラのWクリーム。


また三つのパンケーキの周辺には、クルミとマロングラッセが散りばめてある。


では、実食!


まずパンケーキの上に乗る、アイス・パイ・Wクリームから頂くことにしよう。


バニラアイスは、ミルクの旨味がぎゅっと濃縮されたコクのあるアイスである。


パイは、サクサクの軽い食感が小気味良い。


ホイップクリームとモンブランクリームは、どちらも甘さ控えめでしつこくない極上のクリームだ。


肝心のパンケーキは、口に含んで数回咀嚼すると、口の中でいとも簡単に溶けて無くなるような、もう儚さすら感じる生地である。


食感といい、味といい、見た目といいパーフェクトに近いパンケーキであった。


ご馳走さま!!
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