丸亀製麺 こんな食べ方どうでしょう?
40代後半  愛知県
2023/01/10 19:08
丸亀製麺 こんな食べ方どうでしょう?
丸亀製麺に、『乞食天丼(こじきてんどん)』なるものがあるそうだ。


いや、その言い方は正しくない!


そもそも丸亀製麺に、そんなメニューは存在しないので、冒頭の一文はすこぶる不適切である。


「丸亀製麺では、乞食天丼という裏技メニューがあるらしい」と書いた方が、より当を得た文章になろう。


では、その【乞食天丼】とは如何なるものか、簡潔に説明してみたいと思う。


まず、一杯140円の白ごはんを注文する。


そして白ごはんの上に、無料の薬味であるところの天かす・ネギを乗せ、これまた無料の丼つゆを垂らす。


これで、白ごはんをカスタマイズした乞食天丼の出来上がりである。


簡単に言ってしまえば、天かす丼だ。


えび天や野菜のかき揚げ、かしわ天などを豪華に盛り付けた天丼と比べて、ネギと天かすだけで覆われた丼は、余りにみすぼらしく見える。


おまけに、無料のアイテムをフルに活用して、一食分を140円きっかりで抑えようとする、その卑しい性根が透けて見えるような、この丼。


乞食天丼とは、まさに言い得て妙である。


日記のタイトルは「丸亀製麺 こんな食べ方どうでしょう?」であるのだが……。


なにも私は、乞食天丼を推奨しようとしている訳ではない。


私なりのカスタマイズを一つだけご紹介したいのである。


名付けて「おにぎり茶漬け」という裏技だ。


今回は、鮭のおにぎりを二つとぶっかけうどんの冷や中盛りをたのんだ。


会計を済ます前に、厨房にいるお姉さんへ、「すみません、どんぶりを一つ貰えませんか」と声を掛ける。


「ど、どんぶりですか……?えっ、何に使われるんですか?」と、猜疑の眼差しを向けてくる厨房のお姉さん。


「いや、あの、このおにぎりをお茶漬けにしたいと思って……」、と素直に打ち明けてみる。


「あ~ぁ、そういうことですかぁ。じゃあ、どうぞ」と怪訝な面持ちのまま、どんぶりを私へ差し出してくれる、厨房のお姉さん。


どんぶりを一つ要求するのも、なかなか容易ではない。


無事に難所を越えた私は、席に着きお茶漬けの準備に取り掛かる。


まず二つのおにぎりを、どんぶりへと移しかえる。


続いて、おにぎりを入れたどんぶりを持って、出汁サーバーへ向かう。


本来は、かけうどんのかけ汁に使用するべきサーバーだが、お茶漬けのだし汁として利用してみる。


おにぎりが半分ほど浸かるぐらいに、出汁を注いだら、天かすとネギを入れて完成。


「乞食茶漬け」の出来上がりである……いやいや、「おにぎり茶漬け」の出来上がりである!


お好みで、ワサビやゴマなどを入れても良いかもしれない。


海苔の風味と鮭の味わいが、熱々のだし汁に溶け出して、えもいわれぬ美味しさとなる。


機会があれば、是非ともお試しあれ!
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