スイーツ日記はじめました!①
「大きい」・「増量」・「たっぷり」など、お得感を強調するこれらの言葉に、めっぽう弱い私である。
コンビニで、スイーツなぞを物色していると、私の購買意欲を、いやが上にも刺激する、甘味に出くわす事があるのだ。
今回、ご紹介するスイーツも、お得感溢れるそのネーミングに引かれて、贖ったものである。
セブンイレブンで購入した、「たっぷりあずきとミルクの生どら」が、それだ!
あずきは、和菓子界の王者であり、生クリームは、洋菓子界のチャンピオンである。
役者でたとえるならば、どちらも主役級の大物俳優たちだ。
さしずめ、「小豆と生クリームの豪華共演!二枚看板揃い踏み!」と、言ったところであろう。
小豆と生クリーム、コレはまるで、ドラマ『相棒』の水谷豊と成宮寛貴のようではないか!
あまたの中高年より支持を受け、安定した演技と、定評のあるユーモアセンスで、視聴者を和ませる水谷豊を、小豆とたとえて差し支えはないばず。
一方、若年層にファンが多く、フレッシュで活きがよい成宮寛貴は、まさに、生クリームのたとえにドンピシャリである。
「ちょっと待った!いまどき、『相棒』なんて言ってちゃ、時代遅れだよ。『ダブルス~二人の刑事』の、伊藤英明&坂口憲二とたとえた方が、今風だろう!」、まぁ、斯様に異を唱える向きもあろう。
しかし、伊藤英明も坂口憲二も、イメージとしては、共に濃厚な生クリームである。
ココはやはり、水谷・成宮の年の差コンビをそれぞれ、小豆・生クリームとたとえた方が、妥当であろう。
さて、添付した画像を見て頂ければ、一目瞭然であるが、「たっぷり~」の商品名に違わず、とてもボリューミーなアンコと生クリームではないか!
通常、どら焼きの中身となる、アンコや生クリームは、上下の生地にくるまれており、自らの姿を衆目にさらす事はない。
本来、どら焼きにおける生クリームやアンコは、実に控え目で、奥ゆかしいのだ!
しかし、この生どらの小豆あんと生クリームを、しかと見るがよい!
上下の生地に抑圧されてきた、積年の恨みを晴らすかの如く、生地どもを押しのけ、今まさに、自由の天地を目指して、駆け出して行きそうな様子ではないかっ!
さて肝心の味だが、小豆あん・生クリームとも、程よい甘さでしつこくはなく、生地もフワフワとしており、食感は抜群であった……。