クリぼっち回避法
40代後半  愛知県
2016/12/20 19:06
クリぼっち回避法
「クリスマスにひとりぼっち」、略して【クリぼっち】という言葉が定着して久しい。


彼女や彼氏のいない紳士淑女にとって、この極月の24と25の両日は、地獄の二日間である!


普段、「お一人様ライフ」を満喫している【ソロ充】の面々でさえ、この「魔の二日間」に、独りで街中へ出掛ける勇気など無いはずだ!


ただ飯を食うだけでも、不自由を感じるだろう。


コジャレたお店などは軒並み、傍目も気にせずイチャイチャするカップルたちによって、占拠されるに違いない!


こうなると、「お一人様」が入店出来る店舗は自ずと限られてくる。


せいぜい、すき家か松屋か吉野家が妥当なところであろう。


上記の牛丼チェーン店であれば、ソロであっても、安心して食事が出来る。


あの憐れみと嘲笑を含んだ、カップルたちの突き刺さるような視線を浴びずにすむのだ!


万が一、クリスマスという【ハレの日】に、ショボくれた牛丼屋で、牛メシを二人してつついているカップルがいたとしたら、それは正真正銘のバカップルである!


この日ばかりは、たとえ家財道具一式を質に入れてでも、クリスマスデートの軍資金を作るのが、男としての努めであろう!


多少の無理をしてでも、彼女にご馳走を振る舞うのが、男というものだ!


対する女性の方も、たかだか牛丼一杯で、男に身も心も捧げる気にはならないはず!


仮に、生卵とお新香と味噌汁を追加したとしても、彼女を陥落させることは、どだい無理であろう!


従って、クリスマスの日に、ラブラブなカップルが牛丼屋にいる確率は、限りなくゼロに近いと思われる。


24日と25日の牛丼屋は、ソロ充たちのお救い小屋となろう。


嵐が過ぎ去るのをじっと待つように、この二日間だけ、ヒッキーになるという手もあるが、そんな消極的な生き方は潔くないと、私は考える。


確かに、クリスマスで浮かれる街中でのソロ活動は、とても難易度が高い。


食べるモノは限定され、往来を歩くにも、幸せそうなカップルたちをよけ、野良猫と野良犬と共に、道の端っこを歩かねばならないだろう。


つまり、クリぼっちだからこそ、クリスマスの街中で、肩身の狭い思いをするのである!


ならば、自分の隣に相手さえいれば、堂々と街中を闊歩できる訳だ!


さて、ここからが本題である!


『俺流・クリぼっち回避法』を説明しよう!


出会い系サイトには、ご案内の通り、掲示板というものがある。


『クリスマスだけの【なんちゃって彼女】募集!』なんて書き込みをしてみてはどうだろか?


ただし、あくまでもクリスマス限定の【なんちゃって彼女】だから、決して下心を持って、女性に接してはならない!


相方である女性は、「クリスマスという忌まわしい日を、一緒に乗り切る 」同志と考えるべきで、間違っても異性として見てはならないのだ!!


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それじゃあ、クリぼっち同士の傷の舐め合いみたいで、チョイと惨めじゃないか?
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否と、私は言いたい!


偽装カップルだろうが、仮面カップルだろうが、クリぼっちよりは遥かにマシだと思う。


だから私は、近日中に掲示板で、【なんちゃって彼女】を募集するつもりである。


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なんや、オノレの掲示板の書き込みの宣伝かい!
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って、ツッコまれそうだけど……その通りなのだ!!



掲示板の書き込みを見たら、メールくださいね(^^)
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