肉全部カレー
40代後半  愛知県
2017/05/12 21:10
肉全部カレー
先日、大名古屋ビルヂングの地下1階にある『もうやんカレー』へお邪魔してきた。


1997年、東京は西新宿で産声をあげた『もうやんカレー』は現在、東京で8店舗を展開する、人気のカレー専門店だ。


東京都以外の都道府県では、名古屋が初の出店となる。



この『もうやんカレー』の創業者は、かつてスポーツトレーナーであった。


ある時、「体にすこぶる良いカレーを作ろう」と思い立った彼は、自分を実験台にして、【健康になるカレー】の研究に励んだ。


苦労の末に開発したカレーを、西新宿の第一号店で提供し始めると、「ここのカレーを食べると、本当に元気が出る」とたちまち評判となった。


余談ながら、【遊戯王】という人気のカードゲームがあるのをご存じだろうか?


ゲームで使用されるカードの中に、ライフポイントの回復アイテムとして、「モウヤンのカレー」という魔法のカードがある。


この魔法のカードのモチーフとなったのが、『もうやんカレー』なのだ!


【もうやんカレー】が、いかに体に良いかは追々述べるとして、まずは料理をたのみたい。


メニュー表にざっと目を通してみると、お昼は、おかわり自由のランチビュッフェ(税抜き1000円)をやっているようだ。


私はこの日、19時過ぎに入店したので、カレーを単品で注文することにした。


牛・豚・鶏、「お肉の御三家」がトッピングされている、その名も『肉全部カレー』を注文する。


お値段は、税抜きの1300円也。


カレーを注文すると、以下のものが無料で付いてくる、セルフサービスで。


〇蒸かしたジャガイモ(一人2個まで)

〇コーヒー

〇ルイボスティー

〇薬味(玉ねぎのピクルス・スモークたくわん)



いやいや、「蒸かしたジャガイモ、一人につき2個まで」って……


戦時中の米の配給じゃないんだから……去年、映画館で観た『この世界の片隅に』のすずさんを思い出してしまうわ!!


話を元にもどす。


注文の際に、ルーの辛さとご飯の量は、お好みで選べる。


ルーの辛さは、20辛まである。


甘口の次が、0辛(中辛)となり、5辛が通常のカレー屋さんの辛口に相当する。


10辛が大辛となり、終いの20辛が激辛となる!


私は、中辛(0辛)の普通盛り(ソースが200ccで、ご飯が300g)を頼んだ。



店内にながれる大音量のBGMは、沢田研二の『カサブランカ・ダンディ』や田原俊彦の『君に薔薇薔薇…という感じ』など、いずれも昭和歌謡の名曲・ヒット曲ばかりである。



『ザ・ベストテン』世代の私にとっては、とても懐かしくて、涙が出そうになるのだが……。


ふと店内を見渡してみると、客層の大半が20代の若者たちである!


彼ら彼女らは、こんなレトロな曲を聴かされて、どんな感じなんだろか?


田原俊彦の『君に薔薇薔薇…という感じ』を聴いて、「斬新…という感じ」なのか、はたまた「古臭い…という感じ」なのか、ここに居る若者たちにぜひ聞いてみたいものだ!


さて、「肉全部カレー」が、私の目の前に運ばれてきた。


カレーのソースは、大量の野菜と果物をじっくりと煮詰めた上に、漢方薬膳のオリジナルスパイスまでもが加えられているのだ!


また、小麦粉は一切使用していないため、グルテンフリーで体に優しいカレーである!


ご飯は、「五分づきライス」というもの。


五分づきライスとは、ヌカと胚芽が50%以上残っているお米のことで、白米と玄米の中間ということになる。


白米と比較すると五分づき米の方が、栄養価も高く、繊維質も多い。


何でも、ここのカレーを食べると、お通じが良くなるそうだ!


大量の野菜と果物で出来上がっているソースは、素材の持つ旨みと甘みが凝縮された、私好みの味である。


そう、体に良いばかりで、美味しくなければ意味がない!


個人的には、大好きなソースだ!


とろける豚バラと和牛のホホ肉は、トロトロの食感で申し分なし。


鶏肉は、味噌・甜麺醤・オイスターで味付けしてあるのだが、濃厚なカレーソースによって、その味付けの意味を失っているように思われる。


五分づきライスは、普通の白米と比べると、やや味は劣ってしまう。


わがままを言うならば、このソースを白米にかけて食べてみたいものだ。


薬味のスモークたくわんと玉ねぎのピクルス。


どちらも悪くはないのだが……私としては、甘酢で漬けたラッキョウや定番の福神漬けの方が、カレーには合うような気もするのだが……どうだろう?



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