BMW・M3・試乗記
50代前半  千葉県
2017/07/04 5:02
BMW・M3・試乗記
先日、BMW・M3をさんざん乗り回して来ました。

しかし、ド偉い車があるんですね。

E92型BMW・M3

420馬力、V8エンジン。

8連スロットルの超絶レスポンス。

それをマニュアルミッションで乗る。

エンジンをスタートさせると、まず爆音。

恐る恐るクラッチ切って、発進させるとやたらとギクシャクする。

《シャー》って音がかすかに聞こえるから、フライホイールも軽量化してるのか。

1速、2速で回転を上げると快音を響かせながら街中を走る。

あっ、これってスーパーカー(フェラーリのV8エンジン車が街中でやってる)がよくやってる、街中で低いギアでやってる、いわゆるアレか?なんて思いながらニヤニヤする。

あんまり慣れない状態で高速へ。

料金所でお金を払って、アクセルを吹かすと怒濤の加速。

あっという間に、リアル世界での法定速度に。

それも、レスポンス的にはホンダの2㍑Vテックエンジンのレスポンスで、速さはその数倍みたいな。

出てしまったスピードを徐々に落としながら巡航していると、白バイが見えてくる。

ヤバイヤバイ。

調子に乗ってると免許がいくらあっても足りんぞ。

少しペースを落としながらマッタリ走ってると気付いた事。

やたらと乗り心地が良い。

18インチのやたらと薄いタイヤを履いてるのにも関わらず、随分しなやかで。

そうなんだよな。

昨今の本物のスポーツタイプはボディ剛性が高いからか、サスがきちんと働いて意外としなやかな乗り心地だったりする。

そうこう走ってるうちに、高速のジョンクションが。

小雨の中、ジャンクションから本線に合流しようとすると、メーター内で警告ランプが点滅する。

どうもESPが働いているみたい。

知らぬうちに、クリッピングでアクセル踏んで、テールスライドを抑制していてくれてたようで。

どこかのメーカーみたいに唐突に燃料切ってギクシャクさせずに、知らぬうちに危ない状況を避けていてくれる。

メーカーのスピードに対する考え方が垣間見える。

スピードは悪なのか?

それとも正義なのか?

日本では、基本的に悪って考え方が主流だろう。

かの国、ドイツでは。

様々な条件が揃っていれば。

正義なのかもしれん。

日本では、いつの間にかに、

・エコカー

・ミニバン

・軽自動車

しか、売れなくなってしまった。

でも、

エコカー乗るなら地下鉄の方が、もっと経済的。

ミニバン乗るならバスに乗れば良い。

軽自動車は車と言うより、単なる近場の足。

車の本質的な魅力ってのは、自分の身体能力を拡大させてくれる事なんだよね。

決して、燃費に一喜一憂する事では無く、一人乗車なのに部屋みたいな空間を背負う事では無いんだな。

ドイツ人ってのはよくわかってる。

燃費、空間、経済性を突き詰める所に車の本質的な魅力は無いって事を。

ある種の馬鹿馬鹿しい、過剰なまでの性能こそが車の本質的な魅力って事をね。

日本車がある種の快適さ、便利さと引き換えに失った何かを。

BMW・M3に乗ってわかった様な気がした。

















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