心を解放させるもの
50代前半  千葉県
2014/11/02 1:01
心を解放させるもの
昨日からの三連休、生憎旅行等の予定は入ってない。


妻は、実家の家族と京都旅行だ。


自分は猫の面倒をみるために、家にいる。


でも、猫の相手だけだと、正直飽きてくる。


こんなときは、心を解放させる必要がある。


無意識に愛車、ソアラのキーを持ち、颯爽と乗り込む。


イグニッションを回し、エンジンに火を入れる。


行き先は決めない。


近くの高速の入り口まですぐだ。


高速の本線流入時に、アクセルを踏む脚に力を入れる。


エンジンは即座に反応し、必要なだけの加速をしてくれる。


直列6気筒、3000CCのノーマルアスピレーションのエンジンは、今の高速道路上ではハイパワーの部類に入る。


ことさら、ハイパワーをひけらかす必要は無いが、いざというときに、そのパワーの裏付けがあれば、大抵の車をパスすることが出来る。


優雅なクーペに必要にして十分以上なパワー。


その、余裕がクーペを優雅な存在にする。


この、ミニバンとエコカーだらけの路上で、大柄のクーペはそれだけで目立つし、憧れを懐かせる存在だ。


それに相応しい立ち振舞いが要求される。


この車は25年ほど前に世に出たが、その伸びやかなデザインは色褪せるどころか、逆に魅力を増している。


当時の最新、最高のテクノロジーを詰め込んだフラッグシップモデルは、そのテクノロジーを目的としていない。


テクノロジーは、目的ではなく、手段だからだ。


そう、美しく走るための。


美しいクーペと、美しい日本の路。


今日も悦楽のクーペは路上を駆け抜けて行く。


心を解放させるもの。


路上の貴婦人と伴に、一路北を目指す。

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