寝台特急《北斗星》遥かなる旅路3 (試される大地)
50代前半  千葉県
2015/03/14 5:20
寝台特急《北斗星》遥かなる旅路3 (試される大地)
ある日の朝。


寝台特急《北斗星》は終始、右側に函館山を見ながら北海道内を走っていた。


いつの間にかに五稜郭を過ぎ、右側に車輌の留置場を見る。


函館山は斜め右側に見える。


列車は、ブレーキをかけて静かに函館駅に滑り込んだ。


ここでは青森駅に続き、機関車の交換をする。


またまた、反対側に機関車を取り付ける。


すなわち青森までと同じ向きになるのだ。


ここから先は、非電化区間なのでディーゼル機関車に交換をする。


私は急いでカメラを持ち、列車の後ろ側に向かう。



蒼いディーゼル機関車二台がゆっくりと慎重に、列車に向かってくる。


連結するであろう場所には先客が大勢いた。


機関車は『ピィ』と、ホイッスルを鳴らし、列車と連結を完了した。


そろそろ発車時刻だ。


函館駅では、独特の発車メロディーが鳴る。


私は急いで、自分の部屋に向かった。


途中、食堂車では既に朝食を取っている人たちがいた。


皆、北斗星の旅を心から楽しんでいる顔をしている。


私も発車したら、食堂車でモーニングを食べよう。


バタバタしながら準備をし、食堂車に向かった。


洋定食を頼む。


確か2000円しない位の値段だったような。


スクランブルエッグとマフィン、サラダとコーヒーがつく。


車窓の大沼や駒ヶ岳を見ながら飲む、コーヒーは月並みだけど最高だ。


そうこうしてるうちに、列車は森に着く。


森では、右側に内浦湾が間近に近づく。


白い雪と、真っ青な海、白い雲のコントラストが美しい。


車窓を眺めながら、暫くすると右側に黄色いビジネスホテルが近づいてきた。


サッポロドラッグストアの看板もある。


八雲だ。


地味だけど、なんか覚えてる不思議な駅。


その後、長万部、洞爺、伊達紋別と過ぎ、自分のなかで内浦湾最大の見所、黄金駅付近を通過する。


このあたりからの夕焼けってとてもきれいなんだよな。


かつて乗車したトワイライトエクスプレスで、この辺りから夕焼けを見たことがある。


この辺りを過ぎると、あと少しで東室蘭に着く。


明確に地面の雪も減り始める。


登別駅についた。


以前に北斗星乗ったときは、ここで降りたんだよな。


雪の少ない風景を眺めてるうちに、苫小牧に着いた。


貨物列車が駅構内に止まっている。


反対側のホームには、様似行きの普通列車が停まっている。


終着札幌の手前の南千歳からは、再び激しく雪が降り始めた。


猛吹雪の中、列車はラストスパートをかける。


北広島、恵庭を抜け、札幌の郊外に入ると、旅ももう終わりだ。


豊平川を渡る時に、ハイケンスノのセレナーデがなる。


『皆様、大変長らくの御乗車お疲れさまでした。列車はまもなく終着札幌に到着致します。お乗り換えの列車をお知らせ致します。旭川行きの特別急行スーパーカムイ○号は、・・・』


左側に大通公園、テレビ塔を見てるうちに、列車はホームに到着した。


私は、荷物をさっとまとめ、足早に南口に向かう。


そう、南4西4を目指してね。




《あとがき》


昨日出発の便をもって、定期便最終列車となりました。今、まさに上下の列車は《札幌》《上野》にそれぞれ向かってる最中です。


私は上野駅で一人餞別をし、そっと心の中でさよならをしました。4月以降臨時列車として、夏までは運行予定ですので、また乗りたいと考えています。





















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コメント

50代前半  千葉県

2015/03/14 5:46

2.  >>1 進さん
おはようございます。

読んでて情景が浮かぶって言って頂くのが、一番嬉しいです。

乗ったことある人なら『そうそう』って思い、未乗車の人は、心の中にイメージが湧くように心がけました。

40代後半  北海道(道央)

2015/03/14 5:40

1. おはようございます。
本当に読んでて情景が浮かびますね!

…最後のススキノも(笑)

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